俺は夜中にユウの部屋へ忍び込む。 目的なんかたった一つで。 ユウは拒みながらも、なんだかんだ言って受け入れてくれる。 逃げないように腕を縛って、綺麗な身体に手を這わせる。 嫌がる口を俺の其れで塞いで、暴れる足の指をねっとり触る。 そしたらもうおしまい。 ユウの理性は俺の手の中。 数え切れない程欲を弾けさせ、何度も何度も突き上げる。 それこそ、気を失うくらい組み敷いて、噛み付くようなキスを与える。 その瞬間が一番クる。 俺の中の性欲とか、支配欲が一気に満たされて、繋がっている時以上の快感が駆け巡る。 (ぞくぞくする…) 自然に笑みを零しながら、ユウと一緒に眠りに付いた。 隣で眠るラビを起こさないようにゆっくりとベットから降りる。 昨夜の情事が分かるような服の散乱の仕方が目に入った。 俺は、自分の口の端が自然に上がるのが分かった。 二人分の服を全て拾い上げ、ラビに気付かれない様な所に隠すと、またベットに潜る。 起きた時のラビの反応を想像しながら、もう一度眠りについた。 絡み付いて離さないのはどちらの方か